保育の特長
銀嶺幼稚園では個性的、創造的であることを尊重する建学の精神を最も的確に実現できる方法としてモンテッソーリ教育を導入しています。モンテッソーリ教育は主体性、自主性の育成を重視しますが、その一方で、クラス集会、誕生会など、伝統的な保育形態も継承しています。個性、自主性を尊重する時間と、集団の秩序、協調性などを習得する時間をバランス良く組み合わせた保育を実践しています。
おしごと
子どもが主体的に
動き・遊び・学ぶ 時間
一日の保育の中に必ずモンテッソーリ教育を実践する「おしごと」の時間を設けています。大人が生活のために仕事をするように、子どもの成長にとって必要な活動に子ども自らが取り組むという観点から、モンテッソーリ教具で活動することを「おしごと」と呼んでいます。「おしごと」の時間では、子どもたちは自ら選んだ教具を自らの意思で主体的に使いこなします。
クラス集会等
集団生活 ・ 協調性 ・ 秩序の維持
クラス全員が一つにまとまって活動するクラス集会の時間があります。クラス集会では読み聞かせ、歌唱、紹介もの(※)などが行われます。一定時間静かに着席する、先生やお友だちの話を良く聞くなど、集団活動のルールを学びます。(※自宅で制作してきたものを見せる、通園途中で拾った木の実や種などを見せるなど、子どもが「クラスの皆に見せたい、教えたい」というものを自ら紹介する時間)
たて割り保育
異年齢児が助け合うクラスで
育まれる尊重と協力の精神
全てのクラスが年少、年中、年長が混在する、たて割保育の形式になっています。多くの活動において異年齢が助け合い、教え合う兄弟のような関係がつくられます。保育内容によっては各 年代が混在する「グループ」をつくって活動することや、年長児が受け持ち担当の年少児のケアをする「ペアさん」の関係をつくって活動することもあります。
チームティーチング
複数の教員が見守る
充実した保育環境
子どもたちの活動をより繊細にサポートするため、また、活動によっては年齢別に行動することもあるため、クラス担任は単独ではなく複数担任制を実施しています。子どもの人数やクラス状況によって異なりますが、2名担任、1.5人担任(副担任が2クラスをサポート)などを実践しています。また、さらに活動を充実させるために保育補助員も加え、可能な限り多くの目で子どもたちを見守る体制をつくっています。
多彩な行事
「本気で」体験で醸成される
文化を担う一員としての知見
自然、科学、文化、芸術、音楽、歴史、などに接する取り組みの一環として、通常の保育活動の他に以下の行事が実施されます。各行事では、子どもたちの五感、知的好奇心を刺激し、豊かな実体験を育むために、幼児向けに簡略化したものではなく可能な限り「本物に触れる」ことを旨としています。
- 茶摘み-茶作り
- 田起こし-田植え-稲作り
- 七夕
- 地蔵盆(盆踊り,お祭り)
- 十五夜(お月見,天体の観測)
- ハロウィーン
- 稲刈り-炊飯(クッキング)
- 造形の日
- 餅つき
- クリスマスページェント(イエス生誕物語のミュージカル)
- お正月さん(お焚き上げ等)
- 将棋・竹馬・けん玉大会
- スポーツ大会(ラグビー, ドッヂボールなど)
この他近隣の公園への遠足、美術館、博物館への遠足、などが実施されます。
2泊3日または3泊4日の宿泊保育
心身の自立を育む
大自然の中の生活
年長児のみサマーキャンプ(海の活動)あるいはウインターキャンプ(雪山の活動)が行われます。いずれも2泊3日または3泊4日の日程です。親元を離れて日常生活を送り、大自然の中で多様な実体験をすることで自立心と豊かな感性が育まれます。感染症の拡大等で県外施設に出向くことができない時期には園舎での「お泊り保育」が実施されたこともあります。